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宮城・岩手内陸大地震 鳴子温泉からの地震雲

宮城・岩手内陸地震から5日目が経過した。この地震、被災地周辺を何度も訪れているのでひとごとではない。管理人は鳴子温泉(大崎市)に7年前からプチ湯治を兼ねて年2回ほど訪れているが、その際、レンタカーで栗駒周辺の湯めぐりに出かけていた。
被害がひどかった栗駒山周辺は宮城・岩手・秋田の3県にまたがり、良質な温泉地が点在する。特に旧花山村は花山温泉、温湯、湯の倉などがある人気の秘湯エリアである(今回死者が出た駒の湯は旧栗駒町)。
今回、駒の湯で亡くなられた宿泊客2名は「くりでん」の廃線保存の会合で来た鉄道博物館学芸員と栗原市のマチづくりをされている地域プランナーの方である。お二人とも管理人とは接点がある職業なのでひとごとではないかんじだ。
実は昨年の暮れ、栗駒高原鉄道の廃線跡の写真を撮りに行き、鉱山博物館を見学、その足で花山温泉へ日帰り入浴をしている。駒の湯は訪れたことはないが、実は次回の鳴子湯治の際に訪れたいと思っていた。また、今朝のニュースではランプの宿として有名な湯の倉温泉が震災ダムの影響で浸水が進んでいる。6年前に訪れたが、大変ショッキングな光景であった。
そういえば管理人が地域プランナーの仕事をしていた際、頻繁に宿泊した八雲町の見市温泉も明治時代に土石流の被害に遭い、数人が亡くなくなり、宿の場所を変えたとご主人から伺ったことがある。渓流沿いにある山峡の一軒宿だが、今回、被害に遭った温泉と似たような環境である。
自然の前では人間は無力である。管理人は地震予知に興味があり、宏観現象(地震雲や動物の異常行動・大気イオンの変動や磁気波など)を観察したり、関係するサイトをよく見ているが、今回の地震、どこかで大きいのが起きそうだという前兆は各所で捕らえていたが、それがいつ、どこで、どのぐらいの規模で起きるかまでは特定できていなかった。
現在の地震予知は殆ど不可能に近い状態。東海地震は予知できることになっているが、あれは学者が研究費欲しさに「予知できる」ことにしてしまったに過ぎず、実際は不可能であろう。現状では予知よりも、今回多少は役に立った緊急地震速報などアフターケアの充実が先決である。
鳴子温泉の東多賀旅館の女将のブログを読んでいると、地震当日、栗駒山方面に渦巻き状の雲が現れたと書かれている大変、興味深い記事をみつけた。
抜粋すると「それから地震予知に繋がるかどうか解かりませんがお客様が地震の起きる3時間ほど前の朝5時半ごろ栗駒山方向上空の雲を携帯電話で撮影されていました。真っ黒い雲と真っ赤な雲が重なって竜が昇るような恐ろしげな雲です。」とある。
竜が昇るような雲は阪神大震災の直前にも震源地の真上で確認されている。磁気が関連しているといわれているが、直前に発生するタイプの地震雲であろうか。
あらためて亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方にお見舞いを申し上げます。
【参考】秋田岩手の温泉施設への地震の影響一覧 「温泉ニュースブログ」より
【参考】鳴子・東多賀温泉のブログ「乳白色の温泉より愛をこめて」

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