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北都交通が再生手続を完了、風向きがバスに傾いてきた

民事再生手続き中の道内バス・タクシー大手、北都交通(北広島)は一日、四億三千万円の残債務を弁済し、今月中にも再生手続きを約六年前倒しで終了する見通しとなったことを明らかにした。 北洋銀行と北海道銀行から計五億円の融資を受け、債権者への返済に充当する。二〇〇五年に認可された再生計画の期間は一四年三月末までだが、業績回復が進んだことなどから前倒しを決断した。(8/2 北海道新聞

北都交通は千歳や丘珠の空港連絡バスから業務を拡大し、全日空のバックアップのもと、函館市内の定期観光バスや札幌-函館、札幌-根室などの都市間高速バスなどにも進出、根室交通などを傘下に収めた。また、バス事業以外にも進出をしたが、貸切バス事業の不振などで4年前に民事再生法を適用、道内貸切バス最大手の銀嶺バスの支援で再建をすすめていた。
その間、乗合バス事業を見直し強化し、札幌-新千歳空港間など路線バスのダイヤ、運賃などの見直しで収益を改善。再建開始直後から黒字化させ、最近では新千歳空港-帯広間の都市間バスや空港から定山渓温泉への直通バスなどを開設するなど攻めの姿勢に転じていた。
このところの燃料高でマイカー、レンタカー利用者の都市間バスへのシフトがはじまっている。バス業界も原油高で苦しいところだが、起死回生の機会と、新たな動きがはじまっているようだ。新生・北都交通の動向にも注目である。

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