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丸井今井 釧路などの地方営業部を廃止、外商部は過去のものか

三越伊勢丹ホールディングス(HD、東京)の支援を受けて経営再建に取り組む丸井今井(札幌)が小樽、苫小牧、釧路の3営業所を7月20日で廃止することが11日、分かった。 営業所は地方の外商拠点で、再建にあたって経営資源を札幌や函館に集中させることが必要と判断したもようだ。(6/12付 道新)

三越伊勢丹HDによる再雇用計画が発表された。旭川と室蘭の店舗は閉鎖。新会社への事業譲渡をめどに従業員はいったん解雇された後、再雇用されることになったが、6割が契約社員で退職金もなし、置かれている状況の厳しさが伺える。
また、かつて店舗があった小樽・苫小牧・釧路にある営業部(外商部)は、廃止されることになり、3つの町から百貨店の灯が消えることになった。
釧路市の場合、MOOに小型店舗まで出した西武の外商部が無くなり、今度は丸井今井、三越はまだ残っているかと思うが、外商が無くなるということはその町に法人需要・大型顧客が存在しない証拠でもあり、購買力がない地方都市衰退の象徴かもしれない。
百貨店が無くなれば、デパートの包装紙を使った中元歳暮などの贈答ができない。勿論、今は百貨店の通販やネットもあるが、こういう時、外商の存在は便利である。ある程度、まとまった数がある時など利用価値があると思うが、外商そのものが地方では知られていないのでは?
少し前までは百貨店の外商から買い物をすることはステータスであった。三越でいえば「お帳場カード」など”ツケ”で買い物が出来ることに憧れたものだが、今では景気低迷以外にも百貨店そのものに魅力がないので、外商志向は減っているであろう。いまだに百貨店信仰がある中高年層ぐらいしか外商から買わないのでは?法人需要はもっと悲惨なので外商部そのものが危機である。
どこへ向かうか百貨店。外商部・VIPカード・お馴染みの包装紙での贈り物、すべてが昭和の遺物なのか。

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