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十勝川温泉が札幌からの無料送迎バスを運転 宿泊付き直行バスにはガイドライン設定を 

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十勝管内音更町の十勝川温泉観光協会(林文昭会長)は、冬場の観光客誘致を強化する。平日に札幌市と温泉とを結ぶ週1便の無料送迎バスを来年1月下旬から2カ月間運行する。マイカー客が減る冬場に移動の足を確保し、宿泊客増につなげる。(11/25付 日経新聞北海道版)

十勝川温泉には今年の2月に行った。実はこの時、札幌から直通バスを利用、といっても無料送迎バスではなく、一日1便ある帯広経由の十勝川温泉行きに乗ったのだ。この時の模様については3月のブログ「ポテトライナーに乗車 大盛況だが改良の余地あり」で触れている。内容が重複するが、十勝川温泉での停留所は一ヵ所で、管理人が泊まった十勝川第一ホテルへは徒歩7,8分かかった。厳寒の中、重い荷物を持っての移動は堪えた。
今回、運行されるバスは、日経記事によると「十勝川モール温泉号」として来年1月26日から3月23日の間、JR札幌駅北口を毎週火曜日に出発し、十勝川温泉で2泊した後、木曜日に札幌に戻るというもの。人口が多い道央圏からの観光客、特に中高年女性らを誘致する。無料送迎は昨秋初めて実施。利用客数に応じて1回2、3台に増やし、3カ月間で宿泊人数は延べ約1470人に上ったという。
十勝川温泉の試みは温泉街全体で行なうもので、JR路線バス利用だとアクセスが悪い同地に行くには助かる。また、もっとも空いている火曜~木曜の連泊用に設定しているあたり、掘り起こしにつながるかもしれない。
ホテル旅館単位での送迎バスは珍しくないが温泉街全体で取組む例は珍しい。北海道はテレビCMを見てもおわかりの通り、札幌からかなり離れた場所へも無料送迎バスがある。野口観光カラカミ観光など洞爺・登別・層雲峡は完全無料で送迎、以前は湯の川・阿寒湖も条件付き無料であったと記憶しているが、最近はコストや旅行法の問題もあるのか、宿泊+バスの旅行商品として販売している。
この無料送迎バス、首都圏や大阪圏でも増えてきている。東京発なら伊豆や北関東・信州などの温泉&リゾートへの直通バスが「無料」をうたい文句に走らせている。この温泉地への直通バス、法律的にはかなりのグレーゾーンで、完全無料以外にも往復3千円程度の料金を取るものもあり、そうなると旅行業資格がないと本来は取り扱えない(伊東園グループ湯快リゾートなどの大手はハウスエージェンシーのようなものがある)。
自前の専用バスを使いただで送迎している限りは問題はないが、貸切バスをチャーターした段階で、有料・無料に関係なくグレーなってくる。無料を謳っている直行バス付き宿泊プランはバス代が乗っけられているはずで、温泉への送迎バスは曖昧な部分が多い。
規制緩和で、ホテル旅館業に旅行業資格を与えて着地型ツアーなどが自前で組めるようになってきているが、宿泊付き無料送迎バスについても、何らかの指標・指導目標を設定し、出きることと出来ないことをはっきりさせる時期に来ているのではないか。

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