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サホロがゲレンデを大拡張、久々スキー場に関する大きな話題

加森観光(札幌)サホロ事業部(町狩勝高原、安田昌行総支配人)は、運営する「サホロリゾートスキー場」に隣接する佐幌岳北斜面の国有林地24ヘクタールで新たなコースの造成を計画している。新コースは5本で高速リフトを2基設置。道東道の無料化と2011年の全面開通を控え、海外や道外・道央の旅行客獲得に向け、競合するニセコとの差別化を図り、国際的リゾート地としての魅力アップを目指す。(3/2付 十勝毎日新聞

サホロの新しいゲレンデは北斜面で雪質が良く、風など天候の影響が非常に少ない地形につくられる。11月後半から5月連休まで利用が可能で道東では珍しい長期営業が可能となる。遠くに十勝岳やトムラウシ山も眺められ、新しく造成するコースは最長で1600メートル。駐車場は造らず、自然景観を最大限残すような形を取り、海外から訪れる自然志向のスキーヤーに選ばれる場所を目指す。同5コースが完成すれば、同スキー場は全22コースとなり、東北海道で最大級となるというもの。11年のシーズンにオープンを予定している。
サホロは以前は狩勝高原スキー場の名称であったが、リゾート列車が走り始めた頃に今の名前に変更。経営もセゾングループの西洋環境開発となり、隣接する「クラブメッド」(地中海クラブ)との二本立てで運営をしていたが、経営悪化で加森観光に譲渡された。
このところ加森観光はサホロへ積極投資をしており、熊牧場のノウハウを受け継いだ「ベア・マウンテン」をオープンするなどしている。
今回の新ゲレンデオープンもルスツリゾートの拡張を彷彿させる。もともと遊園地と中規模のスキー場しかなかった場所に、奥行きのあるゲレンデを開発。道内のビッグゲレンデの仲間入りをした。ルスツも元々は「大和ルスツ」といっていたが、その会社が倒産、加森が購入して今の地位を気付いたわけだ。
サホロの利用客数は02年をピークに減少したが、06年以降は外国人客中心に盛り返しているという。冬はスキー、オフ期はベア・マウンテンやゴルフ場など外国人をターゲットにした総合レジャーランドを目指しているのでないか。ニセコよりも娯楽性が高く、通年楽しめるようようなリゾートを考えているのであろう。
サホロがどう変わるか見ものであるが環境問題はクリアされているのであろうか。
それにしても、20年前ならゲレンデの拡張程度の話題ならニュースにもならなかったが、全国的に見ても久々のビッグニュースである。スキー場の新設はおろか、ゲレンデの拡張やリフトの増設などのニュースもこの10年位は殆ど聞かなくなった。
以前はシーズン前に出ると書店に並んでいたブルーガイドやマップルのゲレンデガイドも見かけなくなった。確かにスキー場が減ることはあっては増えることはなく、ゲレンデの内容も変わっていないのでガイド本を買う必要がなくなってしまった(資料的な意味でも)。たまには大規模な新設ゲレンデのニュースでも聞きたいものである。

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