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釧路でも『美少女図鑑』を発行、地域再生への手助けになるか

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過去2回発行された「札幌美少女図鑑」

北日本広告社釧路本社が発行するフリーペーパー写真集「釧路美少女図鑑」の創刊号に掲載する女性モデルを決めるカメラテストが19日、ポスフール釧路店内で行われた。応募者の中から一次選考を通過した15歳以上の60人が参加し、緊張した様子で撮影に臨んだ。今後掲載する10人を決定。8月上旬の創刊に向け、製作作業が本格化する。(6/21付 釧路新聞

美少女図鑑」は新潟市の広告会社テクスファームが2002年から発行している超人気のフリーペーパーだ。おもにクチコミで話題となり、入手困難な状態が続いた。
「美少女図鑑」の最大の特徴は「地方都市に美少女を増やそう」のキャッチフレーズのもと、地元の素人女性をモデルに採用、カメラマンやメーク、制作なども地元のクリエーターを使い、おもに若者向けの洋服店や美容室、ネールサロンなどをクライアントとした。もともと発行部数が少なく、フリペとは思えないファッション誌を思わせる品質感(A4判全52ページ・フルカラー)が話題を呼び、幻のフリーペーパーとしてウワサが広まって行った。
地元企業が発行するフリーペーパーやタウン誌が苦戦をするなか、地方発の新しいビジネスモデルとしてテクスファームが仕切るかたちで全国各地へ進出。メディアでも地方ビジネスの成功例として何度も取上げられている。北海道版は北日本広告社が担当しており、今回の「釧路美少女図鑑」は札幌・旭川・函館・帯広に次ぐものである。
初めて美少女の成功話を聞いた時は疑問もあった。限られた人口圏、限られた読者層、限られたクライアントで果たして成立するのかと思ったが、かえってそれが成功の秘訣であったのかもしれない。たとえば多くのモデル応募者(釧路の場合は130人)の中から採用されれば、「私も見てみたい」ということで、身内や仲間内で話題となり、ウワサはどんどん広がって行くであろう。また、掲載されている美容院やサロンには「私も同じ髪型にして下さい」という客が高い確率でやってくるはずだ。
「美少女図鑑」の面白いところはすべて逆転の発想、地方の弱みを強みに変えている点だ。釧路版はクライアントを探すだけでも厳しい場所であると思うが、だからこそ仕上がりと波及効果が楽しみである。

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