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道内都市間高速バスを運行する13社が高速道路無料化に対抗したキャンペーンを展開

道内で都市間高速バスを運行する13社は、18日から10月11日にかけての土、日、祝日(計11日間)に9路線を利用する客を対象に、特産品などが抽選で当たる共通キャンペーンを行う。 6月28日に始まった高速道路無料化の社会実験で札幌-旭川間などの利用客が減ったことが背景にあり、集客のための共通キャンぺーンは初の試み。 (9/17付 道新)

今日20日はバスの日だ。このキャンペーンには都市間高速バスを運行する北海道中央バス、JR北海道バス、道南バス、北都交通、阿寒バス、くしろバス、十勝バス、拓殖バス、斜里バス、北海道北見バス、網走バス、北紋バス、道北バスが参加。9路線はいずれも札幌往復で、函館、釧路、帯広、知床、北見・網走、遠軽、紋別、名寄、旭川の各地を結ぶルートだ。
バス内で配られるはがきに記入し、50円切手を張って郵送すると、旭川ラーメン、菓子、ワインなど道内各地の特産品や網走のすし店の食事券などが計81人に当たる。景品は平均約3千円相当。
道内乗合バス会社の危機感がこのキャンペーンに表れている。高速道路無料化社会実験により、道央道の岩見沢-士別剣淵間、道東道の占冠-足寄間などが無料化された。無料化区間は319キロで総延長に占める割合は50%、全国平均の20%を大幅に超えている。
北海道バス協会では9/8、高速道路一部無料化の社会実験を見直すよう国土交通省に要請している。無料化区間が長い道内で、都市間バスの到着遅れなど影響が出ている現状を説明し、岩見沢-旭川鷹栖間など早期に有料に戻し、料金は従来より安くするよう求めた。
これまでの千円高速だけでも打撃だが、無料化実験はバス会社に追い討ちをかける結果となっている。それでなくても道内のバス会社は札幌とを結ぶ都市間バスが稼ぎ頭で、赤字のローカル生活路線を補うかたちなっている。
道内のバス業界は北海道中央バスがリーダーシップを取るかたちで動いているが、今回も中央バスが中心となってキャンペーンを打ち出した。最近では上記13社の予約ポータルサイト「楽得バス」を開設するなど連携を強化している。
今回のキャンペーンは焼け石に水程度かもしれないが、これが乗合バス会社の団結に繫がり、バスと路線の存在を訴えるだけでも意義はあるであろう。
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