シティホテル★ミシュラン 旭川編

NO IMAGE

今回は道北・旭川地区のホテルを紹介いたします。
紹介するホテルの基準は、日本ホテル協会に加盟か大手旅行代理店のシティホテル商品扱いを受けている施設などを対象に行います。
また評価は客室・飲食・ホスピタリティ・ビジネス(ビジネスでの使い勝手度)の4部門としました。
また、評価はビジネスユースでの視点に比重を置いています。
■概要
道内第二の都市である旭川市のホテルは、旭川駅から北側に広がる碁盤の目になった中心街の地域に集中しており、大半のホテルが駅から徒歩10分程度内の距離にあります。
旭川のシティホテルの特長として多くのホテルにスパやスポーツクラブなどが併設されており、宿泊客は特別料金で使用することができます。厳寒の旭川だけにスパやサウナはありがたいものです。
旭川は地域不況が長く続いており、それがホテル経営にも影を落としていますが、新しい動きも出てきています。また、他の都市と同様、宿泊特化型ホテルの進出が目覚しく、勢力地図も塗り換わっているようです。
旭川グランドホテルは現在、旭川市内ではNO.1といってよいホテルです。発明王エジソンのひ孫にあたるデザイナー、ジョン・エジソンがデザインした重厚で格調高い建築と気品漂うロビーやエントランスはなかなかの高級感です。
運営は新日本製紙の系列ですが、旭川のシティホテルとしては元祖であり昨年、老朽化により閉鎖をしたニュー北海ホテルと同じものです。シングルルームは18平米あり、窓も大きく、眺望もいいので開放感があります。朝食は最上階のレストラン(洋食の場合)ですが、大雪連峰が一望でき、晴天ならすがすがしい朝を迎えられるでしょう。朝食はバイキングではなく、アラカルトが充実しているのも地方ホテルとして
は秀逸です。地下にはスパがあり、宿泊客も利用することができます。
★ここがオススメ
道内でもトップクラスのレベルです
★ここがイマイチ
駅からやや遠く、中途半端な距離です
客室☆☆☆☆飲食☆☆☆☆ホスピタリティ☆☆☆☆ビジネス☆☆☆☆
旭川パレスホテルは、駅より徒歩10分程度。市民の憩いの場である常盤公園のそばにあります。ホテル規模としてはは市内最大であり、旭川を代表するコンベンションとしてグランドホテルと競っています。数年前より親会社の経営悪化により、クオリティの低下が言われていましたが、昨年より外資系のソラーレグループに経営が代わりました。経営の交代により飲食など中味やサービスがかなり改善されたようでこれからが楽しみです。なお、ソラーレグループはビジネスホテルのチサンホテルの親会社になるなと最近、M&Aを進めています。なお、旭川パレスホテルにも地下にはスパがあります。
★ここがオススメ
飲食施設が豊富です
★ここがイマイチ
一度下がったブランドイメージを復活できるか
客室☆☆☆★飲食☆☆☆★ホスピタリティ☆☆☆★ビジネス☆☆☆★
ホテルクレッセント旭川は、駅前から市役所方面へ向かい徒歩6,7分の距離、前述の旭川グランドホテルの斜め前にあります。全体的にはシティホテルとビジネスホテルの中間的なレベルで、シングルルームは15平米、飲食施設は1箇所に留まっています。ホテルの運営は層雲峡などで観光ホテルを経営するホテル大雪グループですが、ここもスパがあり、最上階で展望風呂があります。宿泊客は千円で利用できます。
★ここがオススメ
リーズナブルさと展望スパ
★ここがイマイチ
いまひとつ垢抜けないかも
客室☆☆☆飲食☆☆☆ホスピタリティ☆☆☆ビジネス☆☆☆★
旭川ターミナルホテルは名前の通り駅に隣接をしているホテルです。
改札口から徒歩50歩が謳い文句ですが、自然環境が厳しい旭川ではありがたいホテルです。JR北海道グループのホテルですが、最近ではターミナルホテルの名前が残っているJR系ホテルも少なくなりました。オープンから20年以上が経過し、経年劣化は否定できませんが、館内はリニューアルされています。客室の広さはビジネスホテル並みですが、LAN対応、洗浄機付きトイレ、液晶テレビと先端の設備は完備されています。ホテルの和食は名寄の和食店が出店しており、地域の素材を使ったものが味わえます。
★ここがオススメ
なんといってもアクセスのよさ
★ここがイマイチ
館内が暗い印象があります
客室☆☆☆★飲食☆☆☆ホスピタリティ☆☆☆ビジネス☆☆☆☆
◆全国系ホテルチェーンは駅前に藤田観光ワシントンホテル旭川、ミサワ系のフィットネスホテル330旭川、ホテルレオパレス旭川などがあります。市内には旭川ワシントンホテルという古くからある地元資本のホテルがあり、よく藤田観光ワシントンホテルと間違えるので注意が必要です。また、常盤公園にそばにあった旭川東急インは旭川アスティホテルに名称が変わっています。
◆宿泊特化型ホテルチェーン
宿泊特化型ホテルとしては東横イン旭川駅前、ルートイン旭川駅前などがあります。北海道限定のパコチェーン・ホテルパコ旭川は天然温泉が完備されています。
■感想
旭川駅から市役所方面へ向かう緑橋通り付近を中心にこの数年ホテルが増えました。過剰とも思えますが宿泊需要があるということでしょう。これまで周辺観光地へのエントランスとしての役割が強く、観光客が少なかった旭川ですが、にわかに脚光を浴びた旭山動物園の影響で滞在客が増えていると聞いています。食事が安くて、おいしい店が多いだけに日帰りや立ち寄りだけではもったいないのではないでしょうか。

■最新の観光関連ニュースは「ツーリズムラボ北杜の窓Facebookページ」にてほぼ毎日更新中!>>

全記事一覧カテゴリの最新記事