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JAL札幌-松本線不可解な廃止届

経営再建中のJALが、先日再建計画を発表した。そのなかのひとつ、国内線ファーストクラス導入は先日紹介したが、その他、国内11路線の廃止がある。
廃止予定路線には札幌-松本線がある。この路線は一日1往復だが、利用率は65%を越えており、60%が合格ラインといわれるローカル線としてはかなり健闘している数字である。
松本空港利用者(約12万人)のうちの約半分6万人が札幌線を利用している訳で、これがなくなったら松本空港は大打撃である。
実際、札幌在住の友人何人かこの路線を利用して、本州に遊びに来ており、一緒に信州の湯めぐりなどをした。観光立県同士を結ぶ路線であり、松本は東京にも近く、使い勝手もいい。ウインタースポーツが盛んな両地なので長野五輪の際は2往復体制で活躍したこともあるが、管理人も一度、札幌から利用したことがある。
北海道から本州へ観光に来る場合、松本経由であると観光地に近く、幅広いルートが立てられ、旅の選択肢が増すのだ。松本発でも羽田や中部へ出る必要がなくなる。空港アクセスが悪い長野県は羽田や成田へ乗合タクシーが運転されている。
今回の廃止届、営業不振が理由ではなく、違ったところにある。利用している機材MD87は、旧JASから引き継ぎ8機保有しているが、老朽化が進み、燃費が悪いため、保有しているだけで赤字が拡大してゆく。今回、廃止届が出された路線の多くがMD87を使用している。
MD87は同タイプのMD81よりも小ぶりで、滑走路が短い飛行場向けの機材なので空港が大型化した昨今、活躍の場は限られる。
松本空港は現在、大阪、福岡に路線があるが、札幌以外はプロペラ機である(福岡線は以前ジェットであったが利用者が少なくプロペラへ。当時の田中知事が猛反対した記憶がある)。
現在、長野県がJALに対し、廃止を取り消すよう猛反対をしている。観光ルートして魅力がある路線なので737かボンバルディアあたりで是非存続をしてほしいと思うが。

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