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鶴雅が支笏湖観光ホテル跡地に高級ホテルを開業 

鶴雅グループの鶴雅観光開発(釧路市、大西雅之社長)が昨年購入した支笏湖温泉の旧「支笏湖観光ホテル」の改装工事が終了し、十五日に中長期の療養滞在向け高級リゾート「しこつ湖鶴雅リゾートスパ 水の謌(うた)」として新装オープンする。 (5/13付 道新)

しこつ湖鶴雅リゾートスパ 水のうた」は鶴雅グループはじめての道央進出のやど。昨年3月、経営難だった支笏湖観光ホテルを買収し、「美と健康」をテーマにした滞在型高級ホテルを完成させた。
客室数は53で宿泊料は1万8千円から5万5千円。全室にマッサージチェアを導入し、本格的なスポーツジムやエステ施設、ミネラルウオーター約30種が楽しめるバーなどを整備するなど新しいコンセプトを導入している。
鶴雅グループは阿寒湖を拠点に営業拡大をしており、最近では網走湖やサロマ湖のホテルを買収、また、屈斜路湖畔にオーベルジュを開業させるなど積極展開をしている。 旅行会社や宿泊予約サイトでの評価も高く、各調査でも1位を獲得している。
オーナーの大西社長は北海道の”観光カリスマ”としても有名だが、念願だった道央エリアへの進出。支笏湖はロケーションやアクセスなど鶴雅の営業哲学に向いている場所だと思う。
鶴雅の道東での客単価は2万円を超えているが、このエリアでの業務拡大には限界がある。空港にも近く、道外客をターゲットに出来る支笏湖は魅力的だ。稼働率は期待できそうだが、連泊・滞在型客をどこまで獲得できるかがカギか。客層は違うが、同じ支笏湖の国民休暇村はバードウオッチングなど自然と親しみたい滞在型の客が多いと聞いたことがある。
それとひとつ気になったのは宿のネーミングだ。まず長すぎて抽象的過ぎる。最近のやど名の特長だが、管理人はシンプルで、普遍的なものの方が好きだ。また、支笏湖を「しこつ湖」と表記しているのも気になる。十分に認知されている地名なので安っぽくかんじてしまう。
先日、テレビのドキュメンタリー番組で鶴雅の特集を見た。なかなか緊張感のある職場であったが、大西社長が銀行出身のせいか、朝礼などの雰囲気が金融機関のようであった。完璧なおもてなしを求めるのはいいが、もう少し、おおらかさがあってもいいのではないかと思ったりした。
あの値段なら完璧さは求められるが、北海道らしいおおらかさと高品質感をいかにバランスを取っていくかが今後の北海道観光全般の課題かもしれ知れない。
【参考】「支笏湖の宿買収が続く、ターゲットは道外観光客か」(拙ブログ)

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