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■北海道の書籍2

■北海道の食彩<マッカリーナ物語>(笠井 一子 著 草思社 )
先日、真狩村を車で通りました。これまで真狩というと歌手の細川たかしでしたが、最近はオーべルジュの「マッカリーナ」を連想するようになりました。残念ながらまだ行ったことはないのですが、この本を先に読み、テイストをいだだきました。
これまで道内各地でオーべルジュ型の施設が出来ていますが、閉鎖したところも多く、田舎のこういった施設は必ずしも成功していません。札幌モリエールのオーナーシェフである中道氏は真狩の食材と自然に惚れオープンに動きますが、議会の反対や農家の不理解など理想の実現までには多くの逆風がありました。
オープンから8年、北海道では難しい形態であるレストランホテルが成功するまでの道程を職人の生き方をテーマに書いている著者が中道氏を追っています。
■すすきのの女(八柳 鐵郎 著 北海道新聞社)
昨年12月発行の書籍ですが最近読んだものです。
著者は50年以上に亘り、バーテンダー、キャバレーの支配人などで夜の世界を見続けてきています。70才を過ぎた現在も全国一のマンモスキャバレーススキノ「エンペラー」で青木商事相談役としてフロアーに立っている現役です。
また、これまで多くの体験に基づく小説やエッセーを残しており、北海道ではテレビの人生相談な雑誌のコラムなどでも顔が知られています。
その著者の久しぶりの新作。もう書く予定はなかったそうですが昔のキャバレーの女性からどうしてもと頼まれ書いた作品だそうです。正直、古い話が多く、登場する女性も昔気質のホステスが中心ですが、
著者のリアリティある文面は相変わらずでぐんぐんと引き寄せられてゆきます。
決して名文ではありませんが、フィクションではないホンモノの迫力がありました。

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