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網走・斜里・羅臼の各観光協会が流氷情報をツイッターでリアルタイムに発信

流氷情報をリアルタイムに発信─。知床羅臼町観光協会と知床斜里町観光協会、網走市観光協会の3団体は、インターネットの簡易ブログ「ツイッター」上に専用ページを開設し、網走沖から羅臼沖にかけての流氷の動きを随時提供する「流氷なび」を1月から本格的に運用する。地元観光関係者は「冬の観光シーズンに向けた期待のツール。流氷情報を知る新たな形になるのでは」と期待を込めている。(1/4付 釧路新聞

冬の北海道観光にはなくてはならない流氷だがその情報を得るのが意外に難しかった。

紋別市や網走市などの観光協会や流氷船会社などのサイトからの情報のほか、管理人がよく利用するものとして、海上保安庁のHP「海氷情報センター」や札幌管区気象台のものがあった。

それぞれの情報には長短があり、地域サイトでは海域全体の流氷の動きがわからず、たとえばどのあたりに接岸し、氷の厚さなどの総合情報が届かなかった。また、海上保安庁などのHPでは全体は把握できても性質上、地域ごとの詳細な情報がわからないなどの問題があった。何より、サイトの更新が一日1回程度なので、気象条件で一晩で接岸、消え去るその動きを把握することが出来なかった。

今回の「流氷なび」はツイッターを使い、各地の流氷の動きがほぼリアルタイムでわかるので前述した問題点もかなり解消されそうである。最近、スキー場のHPでは積雪情報のほか、ツイッターでゲレンデ状況を逐一レポートしてものが多く、非常に便利になった。ケースは違うが、釧路の夕陽も毎日ライブでブログ、youtube、ツイッターなどでレポートしている。

 

また、広域で情報を一元化できる意味も大きい。ひとくちに流氷といっても地域によって見どころは異なる。釧路新聞によると 「網走は、高密度な流氷群の中を砕氷船オーロラ号で突き進むダイナミックな観光を売りとする。一方で、羅臼は、流氷の上にたたずむオオワシやオジロワシたちを観察する氷上クルージング、斜里は、流氷に直接触れられるアクティビティー「流氷ウォーク」がそれぞれ定評だ。」とあるように知られていない楽しみ方もある。

同じ知床のウトロと羅臼でも流氷の形態も異なる。3地域以外にも北の稚内方面と南の根室方面では流氷の風景がかなり異なる。管理人は春先、根室海峡に流れ込む動く流氷を納沙布岬付近で見たことがあるが感激をした。昔、稚内で流氷船(ふつうのフェリーを使用)に乗った時はポッカリ浮いた氷の間を行き来し、網走の流氷船は厚い氷の中、醍醐味を味わえた(紋別のガリンコ号は乗船機会なし)。同じ流氷といえど楽しみ方も大きく異なる。

 

これまで流氷観光と云えば、砕氷船での見学が殆どであり、一度きりというケースが多かったのではないか。最近では国内客は減少傾向にあり、砕氷船の利用客も外国人依存であった。流氷観光は「雪まつり観光」同様、閉塞状態にあったと思う。

物見遊山の典型であった流氷観光が情報発信の拡充により、新しいものになることに期待をしたい。リピーターの呼び込みや冬季の滞在型観光の拡充などに繋げてもらいたいと思う。

なお、流氷サイトでは「流氷ナビ」とは別に民間の情報サイトとして「流氷サイト」を発見した。

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