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新日本海フェリーが新造船を2隻就航 グリルや専用テラスも健在でクルーズ志向は高い

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久しぶりに長距離フェリーの話を。

長距離フェリーの草分けである新日本海フェリーが「すずらん」と「すいせん」の2隻を敦賀-苫小牧東港航路に6月と7月に就航させることになった。6月20日にデビューする「すずらん」は北海道を代表する花名から採り、今回で5代目。7月1日就航の「すいせん」は福井県の県花で2代目になる。

新造姉妹船はクルーズ志向を高めているようだ。同フェリーでは伝統のコース料理を提供するダイニングレストランや、「スイートルーム」と「デラックスルームA」限定の専用テラスは新造船2隻でも健在。また、展望大浴場にはサウナと露天風呂を併設する。旅客定員は少なくなっているが、その分、2等船室も桟敷席を設けず寝台とするなど客室を個室重視としている。

最近の長距離フェリーは旅客重視の太平洋フェリーを除くと、カジュアル志向が強まり、レストランも軽食程度の提供や客室も上等船室を廃止するなど簡素化が進んでいる。旅客重視のリゾート志向と輸送重視の二極化が進んでいると思われるが、新日本海フェリーの新造船はクルーズ志向が高い。

新日本海フェリーは系列が同じ「阪九フェリー」と共に旅番組のレギュラースポンサーになるなど以前から旅行客のプロモーションには熱心だ。船内サービスの簡素化は進んでいたが、新造船でも上等客室専用のグリルが残されておりひと安心した。

 

かつて「すずらん」と「すいせん」は敦賀-小樽とを結んでいたが、2002年から現航路に変更になっている。利用者の減少や物流面の利便性を考え、苫小牧へ航路をシフトをしているが、小樽港は減便の煽りを喰って、ターミナルも寂しくなっている。小樽市では利用者に金券を配るなどして”小樽港離れ”を食い止めようとしている。何度か利用をした新潟-小樽航路は、小樽着が早朝の4時半、小樽発が午前10時半(日曜のみ19時半)のみで使いづらいダイヤになってしまっている。

小樽には新日本海フェリーが運営している「オーセントホテル小樽」やフェリーターミナルには温泉や展望レストランがあり、どちらも管理人はお気に入りであった。高品質なものを提供する会社なので新造船でも期待をしたい。

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