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25年目を迎えた「北斗星」 気になるその行く末は

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 書店で「北斗星」特集という表紙に惹かれ、思わず「鉄道ジャーナル」を購入。久しぶりだが、「北斗星」とブルトレの文字には弱い。現在、同誌は成美堂に出版元が変わっており、鉄道ジャーナル社は編集のみ。「旅と鉄道」誌も朝日新聞社に移ってしまった。鉄道ブームと云われて久しいが、紙媒体は苦戦しているのであろうか。

さて、昭和63年(1988年)青函トンネルの開通と同時に走り出した「北斗星」は運行開始から25年目を迎えている。「走るホテル」、「夢の豪華寝台」などと謳われた同列車は暫くの間、チケットが入手できない状態が続いた。実際、管理人が初めて乗車したのは3年後の1991年であり、3往復体制となって一息ついた頃であった。

今でも団体旅行の広告を見ていると「豪華寝台列車北斗星で行く北海道●泊●日の旅」といったキャッチコピーを見かけるが、車両はかなりくたびれており、豪華列車とはいいがたい。寝台車両の多くは1970年代後半に製造されたものを改造しており、食堂車に限っては1972年製造の485系特急電車のものを使っているので40年が経過している。

昔、25才は女性のお肌の曲がり角というCMがあったが、25年が経過した北斗星車両は実年30代から40代に達しており、お役ご免が近づいている。(最近の女性はいちばん持てはやされている世代だが)。

いちばん気になるのは北斗星の行く末、北海道新幹線が新函館まで開通した時にどうなるかである。管理人はまだ車両が比較的新しい「カシオペア」は存続すると見ているが、車両自体が経年劣化した「北斗星」と「トワイライトエクスプレス」に関しては不透明だ。途中、青函トンネルなど新幹線との共有区間があり、在来線は貨物列車が優先されるので3本の寝台列車を走らせるのは厳しいかもしれない。

先日、北海道新幹線に関するニュースで、新青森-新函館間の所要時間が当初の40分から58分に延びそうだという記事を東奥日報で読んだ。これは新幹線と在来線貨物列車がすれちがった際の安全対策のためで、並行区間は当面、新幹線の方が140キロに減速して運転することになりそうである。新幹線が減速されるので寝台列車が生き残れるという訳ではないが、全滅ということだけはなさそうである。

存続のためには車両の新造が必要になってくる。JRは新造に関して消極的かもしれないが、北海道観光振興のためにも道や沿線自治体などが費用を負担して走らせてもいいのではないか。存続に関しては周囲の声の力が大きいと思う。

管理人はこれまで90回近く北斗星に乗車している。しかし、この3,4年は頻度が落ちて年1回乗るか乗らないかのペースだ。理由はいろいろあるのだが、もし3年後の廃止となれば、100回乗車を目指してピッチを上げなくてはならない。早く今後について知りたいところだ。

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