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少しディープな北海道ガイド4 創刊から25年目を迎えたJR北海道車内誌

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左が手持ちではいちばん古い1991年3月号 右は最新号 字体が変わっている

JR北海道の特急列車などの座席ポケットに置いてある車内誌「THE JRHokkaido」。鉄道利用者にはお馴染みだが、なかなか読み応えがあり、旅の参考になるので必ず持ち帰り、コレクションしている。

創刊はJR化後まもない1988年。2012年の6月号で通算292号を迎えているが内容的には一貫性があり、北海道観光には役立つ。特に鉄道地図は重宝されているようで、車内で見入っている姿をよく見かける。JR東日本の車内誌「トランヴェール」は随分と内容が変わり、ページ数も減ってしまったが、北海道の方はぶれることなく、コンパクトにまとまり好感が持てる。

発行は当初から㈱北海道ジェイ・アール・エージェンシー。以前は道内の広告代理店ピーアールセンターが編集をしていたが、同社が倒産をしたため今は違う会社が制作をしているのであろう。発行部数は公称10万部、多少差し引いても読者はリピーターが多いと思われるのでフリーペーパー(本当は雑誌扱いなので定価100円)としての価値は高いかもしれない。

管理人の書斎には200冊以上の同誌があるが、もっとも古いものが1991年の3月号である。表紙は夕焼けの幣舞橋と佐藤忠良氏のブロンズ像であるが、割と早い時期に写真からイラストに変わっている。

ページをめくると北海道アートの特集で、カンジキで歩く冬の「札幌芸術の森」が紹介されている。管理人はその翌年に冬の芸術の森を訪ねているが、多分この記事に触発されて雪中の彫刻鑑賞に出かけたのであろう。

また、91年の3月はちょうど札沼線が学園都市線に名前を変えた時で、沿線の特集がされている。写真を見ると登場する車両はキハ40とキハ56なので電化された今、隔世の間はある。

広告を見るとさらに時代を感じる。表2が「たくぎん」で表3がNECの98パソコン、PCは何と50万円もする。表4はANAであるが何と今月号も出稿していた。バックナンバーを調べてみたがすべてANAであり、25年も続く有難いクライアントである。

中ページの広告を見ているともうひとつ継続中のものを見つけた。それは道内ホテルチェーンのパコグループである。同ホテルは宿泊特化ホテルチェーンが全盛になる前から道内でネットワークを築いた地域密着型だが、車内誌とは相性がよかったのであろう。ネット予約が全盛になる前は広告に付いていた割引クーポンを利用したものだ。

記事の方でも継続中のものがあった。タイトルは変わっているが、イラストレーターの渡辺俊博氏が道内を旅するもので、自らのイラストで旅を紹介するパターンは変わっていない。

 

JR北海道車内誌「THE JRHokkaido」は北海道限定であるが、広告などを含めて旅には役立つ内容で、事前購入ができれば助かるところだ。首都圏では神保町の「書泉グランデ」鉄道コーナーでバックナンバーを含めて100円で販売をしている。また、東京駅の「JR北海道プラザ」では無料配布しているが、すぐになくなるのでお早めに。

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