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臨時特急北斗乗車記 クリスタル車両は快適で疲れなかった

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代替車両による運転が続く札幌-函館を結ぶ特急「北斗」だが、現在、3タイプのリゾート列車が運行されている。昨年から「ニセコエクスプレス」車両と「ノースレインボー」車両が運用されていたが、4月からはトマムサホロで知られているクリスタル車両が投入されている。当初は金土日と祝日のみの運転と発表(JRのプレスリリース)されていたが、急遽、平日も走ることになり、先日乗車することが出来たので報告をしよう。

昨年、11月の拙ブログ(「200%超の臨時北斗に乗車 そこで見た驚くべき光景と対応」)では、ニセコ車両を使った北斗の混雑と混乱ぶりを紹介させていただいた。今見るとやや大げさなタイトルだが、「それはないだとう」と言いたくなるような状況ではあった。現在、函館から札幌方面への特急は8時台の「S北斗」が出た後は12時台までなく、その間にリゾート車両を使った臨時の北斗85号が設定されている。当初、平日は4時間以上、札幌行きの列車はなく、管理人も高速バスでの移動も考えていたが、3月末になって平日も運転されるとJRが発表している。手持ちのJTB時刻表4月号では、平日は運転されないことになっているので急遽、決まったのであろう。

前日にチケットを購入したが、席は十分に空いており、おそらく告知が行き届いていないからか。前回乗車をしたニセコ車両は3両だが、クリスタル車両は4両の編成。昔の小田急ロマンスカーと名鉄パノラマカーを足したような形だが、製造から25年経っているのでだいぶくたびれてはいる。実はクリスタル車両への乗車は初めてだったが、ニセコ車両やノース車両よりも車内は充実していた。管理人はいちばん後ろの指定席に座ったが、窓が高く、座り心地もなかなかだ。座席前のテレビモニターは外されていたが、この車両が誕生した頃はバブルのピーク。道外から来た多くのスキーヤーが憧れのトマムへ向かったのであろう。

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左からサロンルーム・通常の指定席・ボックス型の自由席

函館駅は10時32分の発車で札幌終着は14時36分なのでかなりの長旅である。車内見学をしてみたが、前2両が自由席で後2両が指定席。指定席は五稜郭を出た時点で半分程度の乗車で、自由席となると数人しか乗っていない。この車両、自由席の方が豪華で前から2両目はボックスシートになっており、貸切状態である。また、二両目は2階建構造になっており、下は個室だが、この日はカギがかかっていた。この他、売店やラウンジもあり、これなら4時間過ごすことも苦にならない。

通路では面白いものを発見した。重なった金庫のようなものがあり、旅客機の収納ケースのようなものかと思ったがロッカーであった。これは初めて見た。やはりバブル期の車両は痒いところまで手が届くというかよく出来ている。

車内は段差があるため移動販売はないが、売店が営業していた。トイレ休憩がてらに買いに行けるので長時間で、短い編成ならこちらの方がいいかなと思った。実際、隣りに座った男性が、ワンカップの焼酎とコロッケ、裂きイカを交互に口へ運び、臭くてたまらなかった。管理人も日本酒を飲むこともあるが、匂うので隣りに客がいる時はビール止まりで、コロッケや裂きイカなどは言語道断である。途中でラウンジへ一時非難したが、こういう時にあると便利である。流氷特急の「オホーツクの風」(ノース車両)には三度乗ったが、長時間の石北線なのでラウンジがあって助かった思い出がある。

今回は外国人観光客もそこそこ乗っていたが、個人客が多く、トラブルもなかった。タイ人などはまだ団体中心だが、中華系は個人客が増えており、旅の仕方も心得て来たように思える。大沼公園で多くが降りたが、残雪の中、レンタサイクリングの列が車窓から見えた。

混むこともなく、定刻で札幌へ到着した。途中の東室蘭や苫小牧からの乗車も少なかったので、やはりこの列車が平日も運行されていることが周知されていないようだ。管理人は旅人気分でリゾート列車に乗ったが、頻繁にビジネス利用をしている人にとって、目まぐるしいダイヤや車両の変更はたまらないであろう。夏までににはひと区切りを付けてもらいたいと思う。

最後に、バブル期の車両はよい。クリスタルエクスプレスはおススメだ。

 

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1階部分にある売店とロッカー

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