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ファイターズがタブー(?)であった東京時代のユニホームを解禁

 

日本ハムは4日、1982年から92年まで使用したオレンジを基調としたユニホームを着て計7試合戦うと発表した。 札幌ドームで行われる8月21日の楽天戦と22~24日までの西武戦、かつての本拠地である東京ドームで主催する29~31日のロッテ戦で着用する。(7/4付 スポニチ

昨日の大谷、中田の新ON砲”アベックホームラン”は華があってよかった。こういっては何だが最近のファイターズの顔ぶれは地味、先日、横浜へ見に行った交流戦のスタメンは半分以上が年俸1千万以下の選手、お金をかけずに原石を掘り起こすのがこの球団の得意技だが、その華のなさにプロ野球の球団として如何なものかと思ったりもした。

ファイターズはフロント主導の印象が強いが、それがプラスにはたらく場合もあるが、マイナス面もある。たとえば、ドラフトは人気重視であり、話題性のある選手を第一で獲得する。そのためには獲得できるかどうかは問題ではない。最近では大谷やソフトボールの大嶋、巨人の菅野などがいい例である。また、使えないと見たら選手はすぐに切り捨てる。非常にドライで、生え抜きやこれまでのチーム貢献度もあまり関係無い。例をあげればキリがないが、坪井や多田野のクビを簡単に切り、その後、何分の一かという年俸で再契約をするやり方などあまり見ていていいものではなかった。この球団がケチなのは創設以来だが、とにかく金を出し渋り、契約で高くなりそうなら人気選手でもトレードかメジャーに出す。また、クセのある選手も簡単に放出する。フロントは現場に強烈な発言権を持っており、監督やコーチも逆らうことができない印象である。NHKのラジオで解説の鈴木啓示氏が「大谷は打者と投手両方に出場するノルマが契約にある」といった内容のことをばらしてしまったが、フロントに相当な権限があることは間違いないであろう。

管理人はファイターズフロントに対し、球団経営を単なる広告塔ではなく、独立したものものにしたことは評価をしている。特に北海道で根付かせるために行った数々の施策は戦略的であり、札幌へ移動する2,3年前から地道な努力をしていた。しかし、最近はあまりにドライでケチな球団に対し、ファン離れが起きているのも事実である。観客動員は昨年あたりから下降が止まらない。ファンも高齢化しているが、ファン離れが起きている理由のひとつに糸井などの人気生え抜き選手を簡単に放出する球団体質に嫌気が差していることもあるのではないか。情の厚い、道民気質とは合わず、ファンも敏感に読んでいると思う。

今回、ファイターズはタブーとしていた東京時代のユニホームを解禁することにした。タブーといっているのは、管理人の主観ではあるが、他のパリーグ球団が数年前からリバイバル・ユニホームを登場させているのに対し、唯一、かつてのユニホームのお披露目を行わなかった。このことに関しては、何度か拙ブログでも取り上げており、2010年の「ファイターズもそろそろ解禁しては」には今でも多くのアクセスがあって球団フロントもチェックされたようである。東京時代は閑古鳥がなく不人気球団であり、過去の傷は触れられたくないということや、北海道へチームを根付かせることが最大のテーマであったため、当面は過去のものなど出す必要がないといったことが球団の考えにあったであろう。

しかしながら北海道に移って10年が経過、ひと区切りも付き、そろそろ切り離して考えることが出来るようになったのではないか。かつて西武球団が西鉄など福岡時代のライオンズと一緒にされることを嫌い、タブー視して別球団のように振舞っていたが、時間の経過と状況の変化により、今では黄金時代の西鉄を彷彿させるユニホームを着用している。何と西武バスが博多と結ぶ高速バスにも「ライオンズエクスプレス」なる名称を付け、西鉄時代のロゴのバスを走らせている。西武球団とは若干ケースは異なるが、ファイターズ球団も問題ないと考えて過去の開示に踏み切ったのであろう。

管理人は東映フライヤーズ時代からナマの試合を多分、2,300試合は見ていると思う。実はフライヤーズに入団をした選手が学生時代、我が家に下宿をしており、その関係で赤ん坊の頃から後楽園や今はなき南千住の東京スタジアムに連れていかれていた。その頃は巨人とセリーグ以外はプロ野球にあらずといった風潮であったが、40数年間、パリーグLOVEで見続けている。そういう意味では現在のパリーグやファイターズの隆盛は感無量ではあるが、東京時代から見ている身としては複雑な思いもある。

今回のオレンジユニホームは1982年からのものだが、その前にもヤンキースタイプのストライプ柄(当時、ヤンキースと提携していた)や中西監督時代の球団創設時のものもある。さらに1シーズンで終わった幻の日拓ホームの日替わり七色のユニホームや何といっても袖に東映の△ロゴが入ったフライヤーズものも見たい。こういったものはやり過ぎると食傷気味みなるが、一年づつ解禁して行ってもいいのではないか。また、リバイバルをやるなら当時の選手にも是非登場を願いたい。張本氏がお元気なうちに。

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