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新幹線開業前夜の北陸路をレポート(1) 東京-長野-直江津

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左からE7系「あさま」 中と右 元「あさま」の「妙高」と車内

9月11から14日まで3泊4日で北陸を周遊して来た。目的は北国街道や北前船で栄えた湊町散策と北陸新幹線開業を前にした現地の様子を知りたく旅に出たが、本州の旅でもどうしても北海道がテーマに絡んでしまいどこへ出かけても離れられそうにない。街道や北前船の 話は別の機会にしたいと思うので、今回は鉄道を中心に紹介する。

11日は東京駅10時24分発の「あさま515号」に乗車。最新のE7系(W7系)だが、座席はE5系に準ずるもので普通車でもヘッドレストの枕や座席ごとのコンセントが完備されているが、枕や電源を使用している乗客は殆どいなかった。在来線特急のグリーン車並の座席であり、新幹線も新しくなるたびに車両が豪華になることを実感するが、座り心地は至ってふつうである。実は復路に東海道新幹線の最新型N700Aに乗車したが、こちらの方が疲れない気がする。東海道は座席が堅めに作られており、E7系のような豪華さはないが、広島や博多など長距離の移動では700Aに軍配が上がるように気がしたが、いかがであろうか。

長野までは1時間半もかからないで着いてしまう。長野新幹線はいつ乗っても印象が薄いのは所要時間のせいかもしれない。東京駅で買った缶ビールだが、長野までなら一本でちょうどいい。以前、軽井沢から乗った時は飲み残した状態で東京に着いてしまった。長野駅は北陸新幹線に備え、改装工事の真っ只中だった。長野五輪が開催される直前、管理人は勤めていた会社が五輪スポンサーだった関係で何度も長野を訪れているが、その時も新幹線開業へ向けた工事でバタバタしていた。また工事をやるのかと思ったが、考えてみればあれから17年が経過していた。

長野からは12時45分発直江津行きの「妙高」に乗車。名称は付いているが、鈍行である。多分、元「あさま」の189系車両を使用している列車に限り、名前が付いているようである。発車まで1時間近くあったので待合室にある駅そばで軽い昼食。駅張りのポスターには「6ヶ月定期の発売は9月14日まで」とある。3月14日の北陸新幹線開業後は、信越線の区間は、三セクの「えちごトキめき鉄道」になってしまい別となるが、こんなところにも開通が迫っていることを実感する。

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左から老体に鞭打つ「妙高」 中 地ビール地ワインとおやき 右 スイッチバックを戻る

「妙高4号」は元「あさま」だが老朽化が激しく、車体はボロボロである。多分、新幹線開通と引き換えにお役御免になると思われる。6両編成だが、100人も乗っていないと思われ、信越線の全盛期を知る管理人にとっては寂しい限り。長野駅で買った地ビールと地酒を開けるが、この開放感も新幹線になれば味わえなくなってしまう。いつも新幹線から在来線に乗り換えると何ともいえない安堵感がある。新青森から函館行きの「白鳥」に乗る時などまさにそれであるが、緊張感のままに目的地に着いてしまう旅は健康上もよくない。

長野以北を乗るのは久しぶりだが、だいぶ赤みを帯びてきた林檎や蕎麦畑を見ていると北信に来たことが実感される。勾配がきつくなり、新潟に入ると妙高高原駅だが、ここはスキーで何度か降りたことがある。今は閑散としており、駅の反対側には朽ち果てたスキー場とホテル、ジャンプ台が見える(かつての妙高パノラマスキー場)が、新幹線が開通すれば観光客は「上越妙高駅」を利用することになる。妙高高原からは離れており、上越新幹線が停まらなかった水上や小出のようになってしまうのではないかと危惧する。途中の二本木駅にはスイッチバックがあり、久しぶりに体験をした。曹達工場があった名残だが、これも鉄道旅行の楽しみのひとつであった。途中、レルヒ大佐や桜で有名な城下町・高田駅を通るが、ここも上越妙高駅からだいぶ離れており、第二の小諸駅になるのではないかと心配だ。長野-直江津間の所要は1時間32分。新幹線よりも長かったが、飽きずに到着をした。

直江津は母方の祖父の出身地なので何度か足を運んだことがあるが、途中下車をするのは1996年以来だ。新幹線は直江津をスルーして糸魚川に行ってしまう。もし、田中角栄が健在であれば、「どうして直江津か高田に停めないんだ」と顔を真っ赤にして怒りそうだが、自分の選挙区ではない小出をスルーして浦佐に強引に駅を作った方だからどうであろうか。

直江津はかつての鉄道の要所であり、今でもJR東日本と西日本の分岐駅だが、この先どうなってしまうのか気になるところだ。駅舎は新しくなっていたが、駅前の風景は殆ど変わっていない。新幹線駅は高田、直江津といった上越市の2大拠点をスルーしてのが気になる。市内の外れに上越妙高駅(脇野田駅に隣接)が出来るが、外れに新幹線が停まるとはいえ弱体化は免れそうにもない。

ここからは北陸線で富山へ向かうが、普通列車で行く。直江津-富山-金沢-福井は次回ということに。

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左から上越妙高駅(脇野田駅に隣接) 中レルヒ大佐の高田駅 右直江津駅 妙高車両とトワイライトEXPの乗車札

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