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札幌ロイヤルホテルが民事再生を申請、老舗のいいホテルなので残念

札幌ロイヤルホテルとセンチュリーロイヤルホテルを運営する札幌国際観光が16日、札幌地裁に民事再生法の適用を申請し、手続きの開始決定を受けたと道内版各紙が伝えている。。負債総額は44億2千万円。駅前のセンチュリーは営業を続けるが、ロイヤルは売却先が見つからなければ9月末で閉館させるという。
札幌ロイヤルホテルは、グランドホテルに続く老舗で1962年に開業。中心街からはやや外れ、創成川と豊平川の間に位置する割と静かな環境にある。管理人はロイヤルホテルはお気に入りで、一時、定宿にしたことがある。客室数が少なく(85室)、家庭的な雰囲気、札幌のホテルでは珍しく、ホスピタリティがしっかりしていた。
最近では少なくなったロングの黒タキシード型の制服が伝統と格式をかんじさせてくれた。同じ経営のセンチュリーロイヤルとは、同じ系列とは思えないほど寛ぎがあった。1泊なら駅前のセンチュリーだが、連泊ならロイヤルである。客室は両ホテル似たような構造であったが、最低でも25㎡程度ありゆとりがあった。バスルームのテレビや有線放送なども他に先駆けて導入したが、最近は客室内の老朽化が目だっており、この2,3年泊まっていなかった。
札幌市内では、ホテルの進出ラッシュが続き、競争が激化。93年1月期に102億円あった売り上げは07年1月期は35億円にまで落ち込んでいる。93年頃はシングルルームが1万5千円で市内でもトップクラスの価格であったが、10年ほど前からはネット予約の場合、6,7千円程度で泊まれるようになった。
駐車場は無料、ルームサービスも安く、これで本当にいいのだろうかと思っていたが、裏では厳しい経営が続いていたのだ。
ロイヤルホテルは、営業譲渡を目指したものの交渉はまとまらず、民事再生を決断した。ホテル売却が決まらなければ閉館である。立地や建物の経年を考えると厳しいものをかんじる。
もし、ロイヤルホテルに行かれることがある方は、エレベータに乗ってほしい。
懐かしいアナログ式のエレベータであり、ピカピカに磨かれている。以前、ホテルの方にエレベータについて質問すると「こだわり」があり、古くなっても守り続けたいと話されていた。
グランド、パークの三井観光も母体が変わってしまったが、老舗ホテルはいつまでも続いてもらいたいものである。
【参考】2005年2月「札幌シティホテルミシュラン ススキノ編」でロイヤルホテルについて書いています。サイト開設当初で、今と文体も違う稚拙な文章ですが参考までに。

10/9現在、ロイヤルホテルのホームページはアクセス不可になっている。センチュリーロイヤルホテルのサイトではこの件に関して一切触れられていない。

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