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人気低迷で専門誌がなくなったアイスホッケーに救世主が登場

アイスホッケーアジアリーグが開幕したと言ってもご存知の方はごく僅かであろう。以前はサッカーの日本リーグ(JSL)より人気があり、テレビ放映もされていたが、この20年間はジリ貧の状態である。雪印が不祥事で撤退、盟主であった西武、コクドが1チームとなり、古河もクラブチームに変わり、日本リーグ成立が不可能となxった。現在は韓国、中国、ロシア(今シーズンは加盟なし)を加えたアジアリーグ形式で数年前から行われている。
そのアイスホッケー唯一の専門誌「アイスホッケーマガジン」が今年6月で休刊となった。もともと競技人口が少ない上にファン自体の減少もあり、発行元のベースボールマガジン社は、連盟などからの多少のバックアップがあるにしても存続は不可能と判断したのであろう。
管理人も以前は季刊の「アイスホッケーマガジン」をたまに購読していたが、最近は買った記憶がない。他社からNHLものも出ていたが、最近は見かけなくなった。
そんななか先月、苫小牧と釧路出身のアイスホッケー競技経験者が専門情報誌「ブレイクアウェイ」を発行した。競技の情報発信の場を絶やすまいと、先月20日のアジアリーグ開幕を前に道内出身者が立ち上がった。 発行するのは、出版物企画などを行っているケイ・スクウェア社(横浜市)であり、社長は、アイスホッケーが盛んな釧路湖陵高出身である。
ブレイクアウェイはB5判オールカラーで定価990円。創刊号は124ページの特大号とし、巻頭特集でアジアリーグを展望している。年10回、各5千部発行の予定だ。
ローカルスポーツとはいえ熱心なファンも多いアイスホッケー競技。是非、底上げに期待したい。
管理人は首都圏の会場のほか、道内でも2ヶ所で日本リーグを観戦している。特に釧路日本製紙クレインズのホームで見た試合は、その熱さに驚いた。会場全体が知り合いのようであり、恐ろしく競技のことを観客が知っている。東伏見や新横浜のような洒落た雰囲気ではなく、ドカジャンに長靴のオジサンが大声を上げて声援していた。雰囲気としては、サッカーの本場、清水の日本平スタジアムで見た感覚に似ているが、それよりも遥かに濃かった。
札幌では今イチなアイスホッケー人気。コンサドーレやファイターズもいいが、たまにはアイスホッケーにも目を向けてほしい。バスケのレラカムイもできて、ライバルは多いが、王子製紙や日本製紙は、遥か以前から存在する北海道のホームタウンスポーツであることを忘れないでほしい。

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