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ウイラー・トラベルが車内無線LANサービスを開始、健全なアイデア競争へ期待する

 高速ツアーバスを運行する「ウィラー・トラベル」(東京都港区、村瀬茂高社長)は4日から、商用のインターネットサービスの提供や保守などを行うインターネットイニシアティブ(東京都千代田区、鈴木幸一社長)と共同で、バス車内での無線LANサービス提供を試験的に始めた。車内でインターネットを利用可能にすることで移動時間を乗客が有効活用できるようにし、利用者層の拡大を図る狙いがある。(12/20付 観光経済新聞)

何かと話題の多いツアーバスだが、業界トップのウイラートラベルが提供する無線LANサービスはなかなか魅力的だ。これまで車内誌などに掲載されたQRコードを使いゲームが出来るサービスは実験的に行われたが、本格的なインターネットははじめてであろう。
仕組みはNTTドコモのFOMA網を使い、バス車両全体に無線LANサービスを提供する。同サービスは、2階建て車両で提供する。現在東京〜大阪で1日1便のみの運行だが、すでに「3台でのサービス提供を予定している」(同社)という。
安全対策面などで改善を急いでいる高速ツアーバス業界だが問題も多い。しかし、高速バス利用者のニーズを掴むという点においては、定期路線高速バス事業者の先をいっている。車内設備の充実や予約のしやすさ、そして料金の安さがあるが、今後、ツアーバスと路線高速バスが健全な形での競争ができれば、バス業界全体の底上げにつながる。
既存の乗合バス事業者もウカウカしていられない。ツアーバスの先を行くようなアイデアを期待したい。
【参考】過去の関連ブログ「NHKスペシャル「高速ツアーバス価格競争の裏で

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