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札幌オリンピックブームに便乗した・・・アンルイスデビュー曲「白い週末」

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先日、トワエモアの「虹と雪のバラード」について拙ブログで紹介したが、札幌オリンピック人気に便乗した北国系歌謡曲はいくつかある。それまで北海道の歌というと「函館の女」や「小樽のひとよ」に代表される演歌やムード歌謡、「知床旅情」、「霧の摩周湖」などの北国旅情モノが多かったが、オリンピックはそのイメージを大きく変えた。
同時期にリリースされ、地名は具体的に出てこないが、朱里エイコの「北国行きで」や「ジェット最終便」も国際都市・札幌を意識したような歌詞である。夜汽車・連絡船からジェット機でひとっ飛び(古い表現)の時代である。
今回紹介する「白い週末」は1971年11月発売のポップス歌謡で、何とアンルイスのデビュー曲である。この曲、微かに記憶があり、アイドル月刊誌「平凡」か「明星」の付録に必ず付いてくる歌本に出ていたが、殆どヒットしなかったと思う。この時代はハーフ歌手全盛で、ゴールデンハーフスペシャル、小山ルミなどがおり、アンルイスとほぼ同期だと松尾ジーナの「きままなジーナ」の方が印象深く、スマッシュヒットをしている。
ジャケットを見ると当時16才ぐらいであろうか初々しいアンルイスで、あまりにたどたどしい日本語で、鼻にかかった唄い方がコニー・フランシスかフランス・ギャルのようで60年代ポップスの香りも残っている。このジャケット、「SAPPORO’72 VICTOR」とあり、オリンピックには一言も触れておらず、五輪ロゴも入っていないが、今ならIOCやJOCからクレームものの表記であろう。
10年以上前、道新が「白い週末」のB面にある「白い街サッポロ」について、アンルイス当人にインタビューした記事が掲載されていたが、本人もこの曲の記憶が殆どないと言っていた。当然かもしれない。個人的にはB面の方が好きだ。
演歌・ムード・旅情歌謡が似合っていた北海道の歌の世界であったが、ハーフの女の子がバタ臭く札幌と北海道を歌う。オリンピックを境に国際都市の仲間入りをした当時の札幌を象徴するような曲である。
その後、サッポロが舞台のポップス系のヒットは少なく、ふたたび演歌系に戻ってしまったが、中島みゆき・松山千春などニュージック系の歌い手が札幌を舞台の楽曲を提供している。

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