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減り続ける道内ゴルフ客、スノーリゾートと共通する課題をどう解決するか

道内ゴルフ場が低価格競争でしのぎを削っている。かつて1~2万円台が中心だったプレー料金が、平日なら3千円台、土日でも5千円台というコースもある。若手プロゴルファーの活躍などで、かつての接待イメージから脱却、ジュニア層や女性層にも人気が出ている。集客を伸ばすゴルフ場は、初心者やゴルフから一度離れたシニア層を取り込もうと、さまざまな工夫を試みている。(8/2付 朝日新聞北海道版)

昨日の午後テレビを付けると石川遼君も出場している「サンクロレラ・クラシック」を小樽カントリー倶楽部から放送していた。小樽カントリーと云えば、昭和初期に開設された国内でも指折りの名門コースである。管理人は今はゴルフをやらないが、北海道でプレーをするならここでやりたい憧れのコースでもある。
北海道の名門コースでのプレーは道外ゴルフファンから見れば憧れである。ツアー大会が行われるメジャーコースの大半は札幌周辺に固まっており、ビジターでもプレーができるコースは多い。そのため、スキーツアーと並んで、本州からのゴルフツアーは航空会社のドル箱商品であった。
しかし、今ではゴルフ客の奪い合いとなり、プレー代の低価格競争が激化。インターネットの予約サイトを見ると、プレー料金平日3千円、土日5千円という料金が並んでいる。
ゴルフ人口は減少の一途をたどる。長引く景気低迷やアマチュアゴルファーの高齢化で、ゴルフ場利用者は、北海道ゴルフリポート(札幌市)のまとめで、2009年の利用者は約376万人。ピークだった1997年の約551万人から約175万人に減っている。さらに今年は春先の天候不順で、6月末までの利用者は前年比10万人減少していると云う。
淘汰されてもよさそうなものだが、朝日新聞によると、「道内のゴルフ場数は160台~170台で、十数年前からほぼ横ばい。ゴルフ会員権を売買する誉観光の星洋之専務は「ゴルフ場が経営破綻しても運営は別のオーナーに移るだけ。ゴルフ場の数は減らないのも、競争激化の要因」と話す。 」とある。
各ゴルフ場は集客に頭を捻っているが、朝日記事では「ゴルフ初心者が最初に行くのは練習場。ここに目を付けたのは、樽前カントリークラブ(苫小牧市)や千歳カントリークラブ(千歳市)など、道内で3ゴルフ場を運営するアコーディア・ゴルフ(東京都)。練習場と提携し、初心者の生徒がレッスンプロと一緒に系列ゴルフ場でデビューできるツアーを計画中だ。3ゴルフ場の早田顕輔総支配人(42)は「ゴルフ人口が今後も減るのは確実。ゴルフファンの底辺を広げないと」と語る。」とある。
ゴルフ場が置かれている現状はスノーリゾートとよく似ている。利用者の高齢化・過剰なコース数・安売り合戦・インバウンドへの過度な期待など閉塞感に包まれており、需要と供給のアンバランスを起している。
夕刊の広告に1泊2日でアーレックスカントリーとニドムでプレイをして東京発29,800円の格安ツアー(9月出発最安値阪急交通社主催)が出ていた。いよいよゴルフも3万円を切る時代になってしまったのかと思ったが、ゴルフコース側も空いているよりは埋めた方がよいのであろう。
ゴルフリゾートの復活へは、未経験層の開拓と過去にかじった層の呼び戻しが必要ではないか。今の40代以下は未経験が圧倒的に多いと思う。また、バブル期20代で同僚に誘われてゴルフを始めたが途中でクラブセットが眠ってしまったような人たちをもう一度ゴルフに目を向けさせる。特に女性をもっとターゲットにしてもいいと思う。これだけ価格が下がっているのだから家族層などを狙ってもいいのではないか。また、全盛時代の最大顧客であった今のリタイア層の呼び込みは意外に難しいような気がする。
外国人ゴルフ客は九州などは人気はあるが北海道となるとあまり聞かない。もっとPRをすべきであろう。
ゴルフ場はスノーリゾートの再興と非常に共通点が多いのが特徴だ。このあたり、別個ではなく、共同でプロモーションをかけてみたらどうであろうか。同じリゾートビジネスであり、必ず相乗効果があるはずだ。(今回、カテゴリーを敢えて「スノーリゾート」にしました)
 

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