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「日本夜景サミット」で室蘭工業地帯を観光資源として紹介 夜景は観光地だけのものではない

日本夜景遺産事務局主催、観光庁後援の「第2回日本夜景サミット」が8日、東京・六本木ヒルズで開かれた。室蘭観光推進連絡会議から4人が出席し、川崎、四日市、北九州など工場夜景都市の一角として、室蘭夜景の取り組みを広くアピールした。 (11/9付 室蘭民報

夜景を観光資源とする都市の事例発表や情報共有の場として昨年初開催。今回は北海道から九州の観光担当者ら130人余が出席した。プレゼンテーションのトップは室蘭。市観光課の手塚陽佑主任が、起伏のある景観と臨港部に立地する工場群が生む室蘭夜景を紹介。市民活動による希望の灯・測量山ライトアップなどを写真を交えて伝えた。

川崎、四日市、北九州とも他の工業夜景地域との連携を望む声が相次ぎ、事業の継続性や検定試験実施によるガイド育成などの取り組み、地域経済への波及効果を目指していくことなどが出ていた。 事例紹介では、世界遺産の日光東照宮ライトアップなどを進める日光地区観光協会連合会、夜景ナビゲーターによる案内をを提案する神戸ポートピアホテル、江ノ島展望灯台など合わせて全国11地域・企業が発表した。

 

「夜景サミット」は初耳であった。運営する日本夜景遺産事務局では、検定試験や鑑賞士も育成しているというから驚きだ。ご当地検定もネタが出尽くしたので、夜景などのカテゴリーから入るという訳か。

しかし、夜景で地域活性を行うのはいいアイデアである。夜景の観光資源と云うと、函館山や藻岩山など観光地の印象が強いが、管理人は測量山など室蘭の工業地帯の夜景も好きである。北海道ではないが、京浜工業地帯、特に本牧から磯子あたりのコンビナート群の夜景が子供の頃から気になっており、ドライブコースには最適だ。

以前、室蘭で夜景が見えるバーをやりたいという人に会ったことがある。白鳥大橋が開通した頃で、世の中もまだバブルの余韻があった。札幌にも「N43」や張碓の「ユーラシア404」、伏見や藻岩山の中腹などにお洒落なバーがいくつかあった時期だ。その方は故郷・室蘭の夜景が素晴らしく、白鳥大橋が見える場所でバーを作ると言っていたが、周囲の人間は「室蘭じゃできっこない」と決め付けていた。その後、どうなったかは知らないが、ロケーションとしてはなかなかである。

ひと口に夜景といってもいろいろなタイプがある。山頂の展望台や工業地帯、オフィスビル群、キャンドルだけを灯すのも夜景・・・いろいろあると思う。管理人が忘れられないのが、今から20年前の冬、美唄の炭住街で見た光景である。雪と闇のモノトーンの中、突然、ポツンポツンと輝く、家々の明かりが見えてきた時だ。これまで見たことがない幻想的な光景であった。

イルミネーションのイベントもいいが、生活感がある夜景(灯火)もいいものだ。そういう意味では「小樽雪あかりの路」はイベント・市民生活、両者のバランスが取れている秀逸なイベントと云えよう。

【参考】北海道の夜景遺産

自然夜景遺産:函館山藻岩山毛無山測量山天狗山

施設夜景遺産:JRタワー展望室T38札幌テレビ塔

ライトアップ:白鳥大橋小樽運河さっぽろホワイトイルミネーション

京浜工業地帯の夜景です

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