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新幹線開通と大人の休日パス客を狙い函館バスが冬季定観バスを運行 何と木古内発着もあり

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函館バスが4日から冬季の定期観光バスをスタートさせた。これまで同社の定期観光バスは夏季が中心であったが、東北新幹線全通を新たなビジネスチャンスに生かそうと、初めての冬季運行実施である。

コースは2コース、「函館観光地めぐり」は函館奉行所、五稜郭タワー、トラピスチヌ修道院、元町地区などを約6時間かけて周遊、北島三郎記念館があるウイニングホテルでの昼食が付いて大人4,500円である。車両は20年近く前に鎌倉市内を走っていたレトロ風の展望バスを使用する。

もうひとつのコース、「松前史蹟めぐり」は木古内駅始発。松前史跡めぐりと松前温泉入浴が付いて5,300円である。両コースとも12月4日から1月10日の土日祝と1月13日から25日の毎日運行となる。

この定期観光バス、驚いたのは真冬に松前の史跡めぐりに行くことだ(これまで道南史蹟めぐりコースは函館発着で夏季のみ運行)。さらに木古内駅発着というのもビックリである。「白鳥93号」に接続しているらしいが、新幹線客狙い以外の何ものでもない。また、2コースとも1/13-1/25は毎日運行となるが、これはJR東日本の乗り放題きっぷ「大人の休日倶楽部会員パス」の利用期間に合わせたものだ。今年、7月の乗り放題期間は函館が中高年観光客で溢れかえったが、これを狙ったものであろう。

同社はこれまで定期観光バスには力をあまり注いでいなかった。函館では北都交通が通年数コースで営業をしているが冬季は1コースのみ。函館バスではこの2,3年前述のレトロ風バスの導入や昭和34年製のボンネットバスを購入するなど観光コース拡充に動いている。しかしながら、毎年コースの変更があったり、告知が十分にされておらず、利用者を集めることができなかったのではないか。

ボンネットバスなど遊ばせている期間が多く、宝の持ち腐れのような気がするが、新幹線全通と大人の休日きっぷの客を狙って真冬の時期に定期観光バスを走らせる試みに出た。道内の定期観光バスは多くが冬季運休となるが、どれくらいの利用者が獲得できるのか非常に注目である(特に木古内発の松前コース)。

最後に函館バスのホームページは見ずらく、そして脆弱だ。サイトの充実をお願いしたい。また、「函館観光地めぐり」というコース名もひと工夫が欲しいところだ。あまり宣伝が上手くない会社のようだがそんなことをいっていられる時代ではない。

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