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さっぽろ雪まつり依存からの脱却、道内各地の冬季イベントの開催日程に工夫を

asahikawa poster

今日7日から「さっぽろ雪まつり」が始まった。13日までの期間中に200万以上の観客が訪れる。この雪まつり開催期間は道内各地でも冬まつりやイベントが各地で行われるのが恒例となっている。雪まつり人気の「お裾分け」に乗っかろうということかもしれないが、それで人が呼べるのか予てから疑問があった。

道内の冬季イベントは雪まつりに代表されるような短期開催のものと、「ホワイト・イルミネーション」や支笏湖の「千歳・支笏湖氷濤まつり」、「知床ファンタジア」のように比較的長期間開催されるイベントとに分けられる。ロングランのものは別として、短期間開催のまつりの多くが雪まつり期間中か、前後に被るようなかたちで日程がつくられている。

たとえば「旭川冬まつり」が2/8-2/13、「くしろ氷まつり」が2/5-2/6、陸別の「しばれフェスタ」が2/5-2/6などに開催される。人気イベントに成長をした「小樽雪あかりの路」は2/4-2/13と幅を持たせた開催となっているが、札幌雪まつりを訪れた観光客がその他のまつりに行くのか大いに疑問である。小樽雪あかりは距離も近く、はしごも可能、日程的にも上手いつくりとなっているが、「旭川」などは完全にバッティングしている。

管理人は旭川の冬まつり(氷まつりの時代)に行ったことがあるが、想像以降にスケールが大きく、もっと、もっと全国的に知られてもいいイベントであると思った。釧路の「氷まつり」もそうだが、観客の多くが地元中心の印象であり、非常に勿体ない。

最近では、陸別の「しばれフェスタ」に代表される体験型イベントの方がメディアでも紹介されるので、雪まつり時期に大きな像をつくって鑑賞をする従来型を見直す時期に来ており、実際、参加・体験型イベントが中心となっている。

雪まつりに来る観客は外国人客が多い。道外からの日本人客もそうだが、旅行期間も短く、複数のイベントをはしごするのは難しい。また、寒い中のイベント見学は1回で十分であろう。その中で観光客を呼び込むために、「さっぽろ雪まつり」と重複させる意味があるのであろうか。

たとえば、小樽雪あかりのように2月上旬やイベントが少ない1月下旬、また、雪まつり終了後の2月中旬以降にイベントを持ってきた方が観光客誘致では効果的と考える。たとえば、ひがし北海道観光事業者評議会では、「冬の7大祭り」と称し、12月から3月まで道東各地で行われるイベント日程を分散化させて、ツアー客の取り込みにかかっている。

所轄する組織の問題もあるが、かつての威光がなくなった「さっぽろ雪まつり」期間を外し、大イベントに依存をしない独自性が求められている時期ではないか。

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