*

釧路駅ギャラリーの湿原画家・佐々木榮松画伯の作品が久々に表舞台に登場

kushiro-st-gallery messe

湿原の画家として知られる釧路市在住の佐々木榮松画伯の作品展が6日まで、道立釧路芸術館で開かれている。佐々木画伯専属のギャルリ一華(高野範子代表取締役)が主催し、初日の3日には今年10月で99歳の白寿を迎える画伯本人が来場して元気な姿を見せた。(3/5付 釧路新聞

湿原の画家と知られる佐々木榮松画伯についてはこれまで2度ほど紹介をした(2008.9.18記事はこちら 2009.9.18分はこちら)。作品はJRが民営化された直後の1987年から釧路駅2階の「釧路ステーションギャラリー」に常設として展示されていた。

寄贈作品が1000点以上もあったため、常設展ながら定期的に模様変えもされていた。「湿原画廊」の名の通り、釧路湿原をテーマにした大型作品が多かったが、生命力が迸る色使いとタッチであり、老いてなお精力的に創作活動活動を続けていた。

単調とも云える湿原の風景を佐々木流に昇華した作品は、ふたたび命を宿らされたようで不死鳥のようにも見え、画家とイメージがダブったものだ。

しかしながら、2009年の9月30日で駅ギャラリーは閉鎖された。その後、釧路駅は時代ニーズを組んだ企画を次々に登場させイメチェンをしたが、96才になった画伯の作品を見ることは出来なくなった。

作品千点は佐々木画伯の自宅へ返却されたいう。作品は行き場を失ってしまった訳だが、なぜそうなったのか、噂レベルでは聞いたことはあるが、表舞台から消えていた。

管理人は佐々木画伯の消息が気になっていたが、釧路新聞によると99才になった今もお元気そうである。釧路芸術館での開催は僅か4日間で惜しい気がする。もし、画伯の意向で作品を自由に動かせるのであれば、釧路駅や公共施設、ホテルなどに飾っていただきたいと思う。大事な地域の公共財産である。

 - すべての記事一覧, アート・文学・サブカル