1日券が7,400円、いつの間にここまで値段が上がってしまったのであろうか。
いくらインバウンドが多いニセコとはいえ、外資系ホテルではない。
ニセコはリフト券だけではなく、レンタル用品もかなり高いが、先日、現地へスキーに行った知人が、夜に入ったバーでいちばん安いアルコールが1,200円(ビール)し、ホテルのバーよりも高いといっていたことを思い出した。
道内の主要スキー場のリフト料金を調べてみると外資に売却されたところや外国人が多いゲレンデは総じて高い傾向がある。
参考までにルスツ(加森観光)が5,800円、富良野(西武)が5,500円、キロロ(外資系)5,500円、トマム(星野R)5,400円などである。
先日、facebookの方でハイレベルなローカルスキー場として紹介をしたカムイスキーリンクス(地元企業)は何と3,100円!公共系の札幌国際が4,500円、同じ札幌市内では藻岩山(りんゆう観光)が3,700円(1日券はなく7時間券)なので地元客をターゲットのところはだいぶ良心的であり、札幌市内でも高くはない。
また、本州でインバウンドが多いゲレンデを見てみると、蔵王が5,000円、赤倉温泉が4,300円、野沢温泉が4,800円、志賀高原全山5,000円、八方尾根が5,200円と全体的に北海道よりも安い設定である。
国内ゲレンデのリフト料金は世界と比較するとまだ安いが、外資やインバウンド頼りが増えれば値上がりし、国内客が更に減るという危険が潜んでいる。スノーレジャーを手の届かないものにしてはいけない。