高速道路と十分に対抗できるJR東日本「ふるさと行きの乗車券」

高速道路と十分に対抗できるJR東日本「ふるさと行きの乗車券」

先日の拙ブログで「高速道路に対抗、利用者の多い冬こそJR運賃を見直してみたらどうか」という題で、JR北海道は利用者が増える冬季と年末年始に思い切った割引運賃やトクトクきっぷを発売したらどうかという提案を行なった。
実は管理人の勉強不足であったが、JR東日本が、年末年始(12月26日〜1月8日)の往復乗車券の運賃を最大49%割り引く「ふるさと行きの乗車券」発売が発表され、すでに駅張りポスターなどでも告知されていた。この乗車券、これまでの割引きっぷとはタイプが異なるもので、帰省用としては使い勝手がいいものとなっている。
年末年始の割引きっぷと云えば、「青春18きっぷ」や繁忙期でも一部使える往復乗車券+フリーエリア型のきっぷぐらいであったが、これらのきっぷは新幹線・特急には乗車できない、逆にフリー区間までの往復は新幹線利用に制限され、観光目的に作られているなど使い勝手に問題があった。
「ふるさと行きの乗車券」は、東京から東北信州方面の7エリア内の決められた駅とを往復するのに適用される。発売期間は11月26日から12月20日までの早割型である。有効期間は7日間で、特急券を購入すれば新幹線や特急にも乗れる。ちなみに東京駅~秋田駅間の往復が10,000円で、往復割引適用後の普通運賃(往復)17,200円との差額を引くと7,200円のお得となる。
ちなみに往復に「こまち」を利用すると特急料金が14,900円(往復)の追加となり〆て24,950円。高速バスと比較すると新宿-秋田間の「フローラ号」利用の場合、片道9,500円で往復割引で16,000円となる。秋田までの往復なら片道新幹線、「あけぼの」の「ゴロンとシート」をそれぞれ利用すれば2万円強で秋田へ帰省できる計算だ。なお、出発設定駅から各エリア内の駅までの往復に利用できるが途中下車はできず、各エリア内は乗り降り自由ではないのが通常のフリーきっぷと異なるところだ(帰省がメインなのでフリー区間は必要ないということであろう)。
このきっぷの狙いは当然、高速道路の通行料金割り引きやツアーバスへの対抗策であるが、かき入れ時となる年末年始に大幅な割引きっぷを販売するのは初めてというのがミソである。国鉄時代に制定された「特定都区市内」を活用しており、これまでに割引きっぷのノウハウ蓄積をかんじる。鉄道離れが進む中、特に帰省時期に狙いを絞り、若年層を呼び戻そうという試み、注目である。
【参考】JR東日本HP「ふるさと行きの乗車券」
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