函館バスが小中学生を限定に冬休み期間、函館市(函館・戸井・恵山・椴法華・南茅部)行政区域内のバス路線が乗り放題の定期券「バス冒険キング」を発売した。12月15日から有効で、付属の「親子券」を所持すると保護者の運賃は半額。また、函館山ロープウェイ、亀田温泉、五稜郭タワー、土方・啄木浪漫館、北海道坂本龍馬記念館の入館(入場)料金が割引となる。運賃は小学生 1,000円、中学生2,000円。
先日の拙ブログで東北新幹線全通にあわせ、函館バスが冬季定期観光バスの運行を始めるニュースを紹介したが、今度は地域の小中学生を対象にした市内広域パス(定期券)を発売した。これまでありそうでなかった乗り放題定期であり、子供対象というのがミソだ。
道内では子供がバスに乗らなくなっている。バス会社では小学生などを対象に「バスの乗り方教室」を開催しているというから驚きだ。整理券の取り方から運賃の支払い方法、車内マナーなどを教えるらしいが、鉄道を含め、公共交通の乗り方を知らない子供たちは全国にたくさんいる。特にクルマ社会の地方では、殆ど地元の公共交通を知らずに高校を卒業する子供たちも多いという。
今回の函館バスの取り組みは、啓蒙的な要素も含めてよいアイデアであると思う。たとえば函館から恵山まで路線バスで行けば片道約2時間かかり、小旅行だ。子供たちにとってはよい社会学習となり、バスも身近な存在になるであろう。「バス冒険キング」という名称もなかなかよいと思う。
なお、このニュースはバス情報キングの「北海道紀行」さんHPから参考にさせていただいた。
コメントを書く
コメントを投稿するにはログインしてください。